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アダルトチルドレンと愛着障害

草木の写真「私は、愛着障害かな?」と思ってご相談にこられる方が増えています。
愛着障害は、幼少期に十分な安心感や安全感を得られなかったことから始まります。
親(特に母親)との愛着関係が不安定なものであると、大人になった今も、対人関係などに大きく影響が出てきます。

「誰とでも仲良くなれる人」がうらやましいと皆さんはおっしゃいますが、人とすぐに打ち解けられる人、誰に対しても隔たりなく関われる人と、逆にすごく緊張してしまい人と近しくなれない人の違いは、この愛着のあり方が大きく影響しています。

愛着障害なのかしら?

今、オフィスTでは「自分は愛着障害なのかしら?」とご相談される方が増えています。

アダルトチルドレンの生きにくさの根源にあるのは「見捨てられ体験」と言いますが、さらにもっと深いところにあるもの、それが愛着関係です。
愛着関係の問題については、「あなたの一番になりたくて~ACと対人恐怖~」や「対人関係の傷みを癒す」の中でも触れていますが健全な安定した愛着関係が持てなかったとすると、どんなに苦しいことになっているかご存知ですか。

声Aさんには、こんな思いがあります。

『自分は、誰からも守ってもらえない。
自分は、関心を持ってもらえない。存在の薄い子。』
ずっとそう感じてきました。

声Bさんは、こう言います。

『どうせ自分の話なんか聞いてもらえない』
『自分の話は面白くないから聞いてくれない』

声Cさんは、こう思っています。

『自分はなぜか、人を不快にさせる、怒らせてしまう』
『だから余計なことは言わない』
でもいつしか、自己主張が出来なくなった。
本当は、自分の欲求さえ分からない。

声Dさんは、こう思っています。

『自分は価値がない』
『人の役に立っていなければ価値がない、
役に立たないなら、いなくてもいい人』
『だからいつも人の顔色を見て気にしている。』
『仕事も人一倍やらなくてはダメだ。』

声Eさんは、

『人に助けてもらえるなんて思ったことはありませんでした』と言います。
だから仕事も1人で背負い込んで、『助けて』って言えずにいました。

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TEL.03-5355-7055 受付時間 10:30~18:30(月・木定休)

愛着障害なのかしら?という方々が育ってきた家族

花の写真では、「愛着障害かしら?」とおっしゃる方々の育ってきた家族の中でどのようなことが起きていたのでしょうか

◆例えば、Aさんにはどんなことが起きていたのでしょうか。

Aさんは3姉妹の真ん中の子。
母は、日頃から自分のことだけ無視をする。姉と妹とは楽しそうにおしゃべりをしたり、遊んでいるのに、自分には声も掛けない。それでも母の機嫌が良い時は一緒に遊んでもらえたけれど、何かの拍子に急に母の機嫌は変わる。
すると次の瞬間には差し出した手を突き帰される。甘えたくて、抱っこして欲しくて近寄ると、「パーン!」と突き帰される。
「大人になった今も、その時の、その感覚が残っています。それが怖いんです。」

だから、

  • 人から嫌われないように、
  • いつも相手に同調して、
  • 学校でも、先生にも誉められすぎるとお友達から嫌われるから、誉められすぎないように、出来ることも、良いことも、し過ぎないようにセーブしてきた。
  • 仲良くなっても、「プイ!」とされるのが怖くて、それ以上には近づけない。
  • 仲良くなったからと言って、親しくすると、なれなれしすぎると思われそうで、怖くてそっけなくしてしまう。それがいけないんだろう。
  • だから本当に安心して付き合える人はいない。親密になるなんて怖くて出来ない。
  • そもそも、信頼することが出来ないし、自分に自信がない。
  • 甘え方も分からないし、いつだってすごく怖い。
◆例えば、Bさんにはどんなことが起きていたのでしょうか。

Bさんの家では、母親と祖母(姑)の仲が悪く、Bさんはいつも母親のグチを聞かされていました。
例えば、学校で嫌なことがあったときも、「今日ね・・・」とBさんが話し始めると、お母さんはとりあえずは聞いてくれるのですが、Bさんが話し終えるか終わらないかという時に、お母さんは、「今日ね、またおばあちゃんがね、こんなこと言うのよ~」といつの間にか母親のグチが始まります。「お母さんは大変なのよ~」となって、Bさんは結局自分の話を充分に聞いてもらえませんでした。
そして、「自分の話は聞いてもらえない」と思うようになってしまい、自分の気持ちや感じたことも言わない(言えない)子 になってしまいました。

◆例えば、Cさんにはどんなことが起きていたのでしょうか。

Cさんの母親は、とても感情的に怒る人でした。少しでも思い通りになっていないと、もう機嫌が悪くなります。

Cさんが幼稚園のころ、帰ってきてすぐにお弁当箱を出さなかったとか、お母さんに言われてすぐにおもちゃを片付けなかったとか、嫌いなおかずが食べられなかったとか、目にシャンプーが入って泣いたとか、そんな日常の出来事の一つひとつにも怒られてきました。
Cさんは、大人になった今も、「自分は人を怒らせる」という感覚がぬぐえずにいます。

◆例えば、Dさんにはどんなことが起きていたのでしょうか。

花の写真Dさんは、実際はとても成績の良いお子さんでした。中学生の頃の成績は、常に学年でトップクラスでした。3番以下になったことはありませんでした。

しかしお母さんに褒めてもらえませんでした。例えばテストで98点の時は、「なんでたった2点が取れないの?!」といわれました。だからチョッとしたミスも気にかけて、100点を取りました。その時も「なんて字が汚いの?」と褒めてもらえませんでした。
家では勉強より家事の手伝いが優先でした。洗濯物のたたみ方が違うとか、小言は言われますが、母親の手伝いをしている時は、お母さんは鋭く怒ることはありませんでした。
でも手伝いを渋ると「もうあんたなんか知らない!もう、何もしてやらないから!」と怒ります。

◆例えば、Eさんにはどんなことが起きていたのでしょうか。

Eさんの母親は、慢性的なうつ状態でした。
Eさんは、小さな時から母親の気分を気にかけて、小さいながらも母親の気分を良くしようと、おどけてみたり、母親の負担にならないようにと妹の面倒をみたり、お手伝いも進んでやってきました。いつも自分で何でもこなしてきました。小学3年生の頃には、夕飯のお料理も作れるようになっていました。
Eさんは、「どんな時も自分ひとりで解決しなければ・・・」と頑張っています。


このようにアダルトチルドレンの方は、機能不全家族の中で、健全な愛着関係を築けず、トラウマ(心の傷)を負いながらも、たった一人で生き抜いてきています。
そして、「何をするにしても、いつだってすごく怖い」、「人間関係が上手くいかない」と悩み苦しんでいらっしゃるのです。

オフィスTへは、そういうお悩みを抱えた方々が「愛着障害なのかしら?」「愛着障害というほどではないのかもしれないけれど、同じようにつらいんです」「知り合いに相談したらアダルトチルドレンや愛着障害じゃない?と言われました。」とご来室されています。

アダルトチルドレンと愛着障害

愛着障害と言うと、子どもの問題と思われるかもしれませんが、今オフィスTにご相談に来られる、大人の方々にも多く見られる問題です。また何らかの事件などで報道されるような大きな問題としてではなく、日々の日常を生きるうえでの困難さとして、愛着関係が深く絡み合っているのが顕著になっています。

  • 人の顔色をうかがう。
  • 常に気を使ってしまう。
  • 人に合わせていないと嫌われそうで怖い。
  • 親しくしたいけど、心が開けない。
  • 親しくしたいけど、本当の自分を知られたらきっと嫌われてしまう、 だから近づけない。
  • 何かあるとすぐに、「自分はダメだ…」と思ってしまう。
  • 「自分には何かが欠けているものがある」
  • 「自分は存在価値がない」
さらには、
  • 「自分はいない方がいい存在なんだ」
  • 「消えてなくなりたい」
  • 「自分は人を不快にさせる、怒らせる」
という思いをよくお聞きします。

花の写真皆、とても孤独を感じています。虚無感、無力感、そういった苦しい思いが心の中に一杯です。
そして、心に大きな穴が開いているような感じがしています。

常に「否定されるのが怖い」「拒絶されるのが怖い」という思い・・・だから「人が怖い」「評価が怖い」「人との関わりが怖い」のです。だからいつも人に気を使い、自分の欲求や本当の気持ちは隠しながら相手に合わせています。だから家に帰るともうグッタリです。
そして自分の気持ちは言ったことがないので、いつの間にか、自分の気持ちが分からなくなっています。

さらに、「助けて」が言えません。そもそも自分の力になってくれる人がいるなんて思ってもいません。だから1人で頑張らなければいけないと思い込んでいます。だからギリギリまで我慢して、突然消えるように会社を辞めてしまったりします。

あるいは、非常に攻撃的な場合もあります。チョッとした一言でも「傷つけられた」「バカにされた」「責められた」と感じてしまい、相手を攻撃してしまいます。

本当はすごく傷ついているのだけれど、それが上手く表現できないのです。すねてみたりひねくれたり、被害者意識が強くなったりします。相手が悪い、会社が悪い、上司が悪い、とにかく周りが悪いと感じます。

ですから生きづらいのは当然です。本当に苦しいことです。
そして、よくお聞きするのは、「上の立場の人には萎縮し、下の人には威張ってしまう」ということです。そんな自分を恥じています。だから余計に辛いですね。

愛着関係とは ~温かでやさしい、そして安心な感覚~

花の写真「絆」。東日本大震災以降「家族の絆を大切にしよう」と言う言葉をよく耳にします。
愛着関係は、子どもと養育者との間に作られる情緒的な結びつき(情緒的な絆)です。
正確に言うと、単なる情緒的な絆ではなくて、「例えば、危機的な状況で、特定の対象を安全基地として利用できるかという行動システム」のことです。

どういうことか、というと、
よく幼児は、何かに興味を持って進んでいきますが、「チョッと大丈夫かな?」というとき、お母さんの方を振り向きますよね。それは「大丈夫?安全かな?」と、お母さんの反応を見て確かめているんですよね。何か怖い思いをしたら、すぐにお母さんのところに飛んで帰ってきますよね。そしてお母さんに抱っこされれば「もう大丈夫、安全だ」という気持ちになれるんですね。そんな風にお母さんを利用するんですね。そんな関係です。
あたたかでやさしい、そして安心な感覚です。
その感覚こそが愛着なのです。

子どもはよく「だ~いすき!」と言いますが、この「だ~いすき」という気持ちが愛着関係を良く表しているかなと思います。人でも、おもちゃでも、お気に入りの洋服でもバックでも、本でも、「だ~いすき」なものは大事にしますよね。そばにおいて眺めたり慈しんだり、触ったりしたいですよね。
そんな感じかな?そんな「だ~いすき」という感じを母親が自分に抱いてくれたかしら?そんなふうに温かく自分に接してくれたかしら?
そういう感覚がアダルトチルドレンの方には無いように思います。

健全な愛着関係を育む「共感」

花の写真そして、健全な愛着関係を築くために大事なことがあります。
それは、前著「あなたの一番になりたくて」~AC(アダルトチルドレン)と対人恐怖~では「共感不全」という表現をしましたが、健全な愛着関係を育むには共感できることが大事なんです。
母親が子どもの気持ち(欲求)を感じ取り(共感)、そしてその欲求にすぐに応えてあげられることなんですね。

これは相手(子どもでも大人でも)を見ていないと(関心を持っていないと)応えられないですね。この関わり方がすごく大事なのです。

お母さんが赤ちゃんの欲求を読み取り、感じ取って、それにちゃんと応えてくれる。そんなお母さんの対応にまた赤ちゃんが笑顔で答える。「自分の欲求は受け入れられ、応えてもらえる」、これがその子の「私はOKだ」「自分は人に認められ、受け入れられるだろう」という感覚になり、これがその子の自信に繋がります。そしていつも自分を見守り、応えてくれる母親を絶対的な安心感として心の中に持てるようになります。

これが安全基地となり、赤ちゃんは、お母さん以外の人や物にも興味を示し、探索行動を始めます。
不安な時はお母さんの顔を振り返り、見守ってくれていることを感じ、安心して、どんどん世界を広げていきます。

健全な愛着関係が育まれないとすると・・・

草木の写真そして、同じく前著では愛着関係の問題にも触れていますが、お腹の中にいるときから1歳半~2歳までの生まれ育った環境が、その子の人生の様々なことに影響し、その後の対人関係や生き方、認知の仕方に深く影響します。
(実際には、その核となるものは、生まれてすぐ、3~4ヶ月頃に土台が作られるとマーラーは言っていますが・・・)
そういう、お腹の中にいるときから1歳半~2歳までの育った環境で作られる、その最初の絆(結びつき)が愛着です。主に母親との愛着関係が関係しています。

分かりやすく言うと、
親や周囲の人から「可愛い、可愛い」と言われて育つと、絶世の美女でなくても「自分は可愛い」と思えるようになりますね。
でも何についても「ダメよ!」「危ない!」「やめなさい!」と言われていたら、何かするのが怖くなっても当然ですね。
あるいは「お前はなんてバカなの!」「ダメな子ね~!」と言われていたら、それもキツイ言い方をされていたら、「自分はダメな子なんだ」と思い込んでも仕方ないですよね。

そして、いつも厳しい言い方をされていたり、バカにされていると、相手(人)を信頼できなくても当然です。

この愛着関係が、健全な形で育まれないとすると、
その子は生涯その安心感を求め続けます。
それが生きづらさを作り出しています。

もし、愛着関係が健全に育まれないとすると、その子は自分の中に「自分は大丈夫だ、安全だ」「自分はOKだ」「自分は人に認められ、受け入れられるだろう」という安心感を持つことが出来ません。その子はその安心感を求めて、自分の欲求は押し込めて人の顔色を伺ったり、気を使ったり、またはつらい気持ちを感じないように、とします。
それがアダルトチルドレンの方々が訴える様々な生きにくさになっていくのです。悲しいことに、それは、その安心感を得るまで続くのです。
ですから、癒しをする必要があるのです。

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愛着トラウマを抱えるアダルトチルドレン

花の写真これまでお話ししてきたように、母親との健全な愛着関係ができていると、子どもの心に安全基地が出来るのです。自分は母親に認められていて、受け入れられている。困った時にはチャント助けてくれる。守ってくれる。
そう感覚的に、情緒的に理解しています。だからお母さんが「だ~いすき」なんです。

その安心感、安全感が基礎になって、愛着の対象を母親以外の人にも広げていけるのです。
「自分は人に認められて、受け入れられるだろう」という概念が出来ているんですね。そしていつも見守ってくれている人がいる、安心感があるのです。だから幼稚園にも泣かずに出かけていけるんです。そういう子は大人になっても人付き合いが楽にできますし、人と親密な関係を築いていきやすいのです。

私が日々お会いするアダルトチルドレンの方々には、
この愛着関係の問題があります。
私は、愛着障害とは言わず、
「愛着に関するトラウマ(愛着トラウマ)」と言っています。
まさに愛着関係が形成されるほんの小さな頃のトラウマです。
そこからその人の人生の苦しさが始まっているからです。

愛着トラウマの背景

●自分は祖母に育てられた

双子だったから。すぐに下の子が生まれたから。母親が病気だったから。自分は跡取りだったから。など様々な状況はありますが、共通する状況は、生まれた時から、「祖母の部屋で暮らした。」あるいは祖母の家に預けられていた。というように母親に抱かれて寝たことがないというようなことが起きていました。

自分は祖母に可愛がられていた。でも母と祖母はいがみ合っていて、母は自分を敵対視していた。

●無視され続けた

母は、姉と妹とは楽しそうにしているのに、自分のことは何故か無視する。自分だけいつも放って置かれた。

●母親が発達障害だった

自分が一生懸命話をしても、母親は分かってくれない。なぜか、急に怒り出す。

●母親が、自分のグチばかり話し続ける。
●母親が感情的な人だった

チョッとコップを倒しただけでも、パーン!と平手打ちされた。
「○○しなさい!」と言われたら1分以内に行動しないと、「もういい!」と激怒してそれから1週間も口をきいてもらえなくなる。


花の写真難しい理論でなくても分かりますよね。
例えば、ケガをした時、やさしく手当てをしてくれるお母さんだったでしょうか?
辛いことがあったとき、黙ってしっかりと抱きしめてくれたでしょうか?
クライアントさんたちがおっしゃるには、「ボヤボヤしてるからよ!」とか、いじめにあったときも「あなたが悪いんじゃないの?!」と言われたり、何かを言うとからかわれたり、揚げ足を取られたり、笑われたりしなかったですか?

それぞれの家庭のそれぞれの事情によって、母親が子どもに充分関心を示せないことで、子どもは「自分をOKだ」と思えなくなってしまいました。

アダルトチルドレンの皆さんの痛みを聞いていると、「帰る場所がない」「安心して帰っていける場所を持っていないから、怖いのだな」といつも感じます。
人は母を見ることで、母に触れることで母を知り、心のふるさと、安全な場所(安全基地)を得ていくわけですね。

これが無いから外の世界で怖いのです。もしも失敗したら、嫌われたら、もう行く当ても無い。
だから失敗できない、嫌われては大変、と思ってしまうのです。
だから、「いつだって、すごく怖い」のです。

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愛着関係の問題は、母親が全部悪いの?

ここまで読んでくださった方は、「じゃあ、母親が全部悪いの?」と思ってしまうかもしれませんが、母親だけが悪いのではないんです。母親もまた自分の母親から、関心を示してもらえなかったということなんです。だから母親から子どもに向ける愛着(ボンディング)がうまく出来なかったと言うことなのです。母親にとってもアダルトチルドレンの苦しさがあるはずなのです。ですから、母親を責めることではないのです。

結局、問題は・・・。

アダルトチルドレンは

親と健全で安定した愛着関係が築けず、安全基地を得られなかった、ということ。
(それは、要するに親とのコミュニケーションが不全だった、ということです。)
だから・・・

「自分がOK」ではなくなってしまった、ということ。
だから・・・

OKでない自分が他者と話そうとすると、どうしていいか、分からなくなる、ということ。
それは・・・

仕事の付き合いなら、仕事の話なら、とりあえずは話せる。
でも親密な会話が出来ない。ということ。

これは、「私はOKだ」がないから、自分を安心して出せないのです。
問題はここなのです。

健全な愛着関係を育てていく

観葉植物の写真よく自己開示といいますが、「虐待体験を話すこと」「つらい家族関係について話すこと」が自己開示と思っていることも良くありますね。もちろんグループセラピーやワークなどではそういった話をしていきます。トラウマは一人で抱えていることが苦しいからです。
でも普段の生活で自己開示というのは、そこまでのことを話すことではなくて、「今、話していること(例えばテレビのドラマの話とか、ファッションの話とか)について」自分が思うことや感じることを、フワッと話すことです。そういうことが人との親密な関係を作り出していくのです。

でも、アダルトチルドレンの方はそれが出来ないのですね。
自分をオープンにして、自分の思うことや感じることを話したら、相手(人)がどういう反応をするのか。
「きっと否定されるだろう」「きっと拒絶されるだろう」・・・。
と怖くて自分をオープンにできないのです。

機能不全の家族で育ってきたアダルトチルドレンは、自分をオープンにしても安心な人がいるということが分からなかったり、そもそも自分というものが分からなくなっていて、自分をオープンにすること自体が分からなくなっているかもしれません。
でも、それはあなたがダメな人間だからではないのです。
それは、アダルトチルドレンが心に安全基地を持てなかったからなのです。

ですから、アダルトチルドレンには「自分をきちんと受け入れてくれている」と感じられるような、安心できる人や場所が必要なのです。その安心感の中で、得られなかった安心感を得て、心の中に安全基地を作り、そこで自分の思うことや感じることを話せるようになっていくことがアダルトチルドレンの回復と成長には大事なのです。

そして、ふと気づいたときに、人に対する怖さが軽減し、人と親密に、そして楽に、人付き合いをしている自分がいるのです。

ですから、
アダルトチルドレンの回復は、
まずは「安全基地」を作っていくことから始めなければなりません。

ここに掲載されているお話しは、多くの方に見られる状況やエピソードを編集して掲載しています。

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