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アダルトチルドレン(AC)と「引きこもり」
 

アダルトチルドレンと「引きこもり」

「永遠と思える苦しさであっても、
やがて終わるときが来る」

  ・家族の関係性の中で
・例えば、Aさんの場合
・引きこもりだったBさんの場合

家族の関係性の中で

アダルトチルドレンと引きこもりお子様が「引きこもり」で悩まれているお母様がご相談に来られることがあります。

オフィスTにこられる方々の場合は、ほとんどの場合一度社会に出られたけれども、何らかのことで引きこもるというケースが多いですね。それは、オフィスTが、「引きこもり支援」を行っているわけではないからでしょう。中学生の方、大学生のご本人がご来室されていたことはありますが、ほとんどが20代、30代のお子様のことでご相談にこられます。

そしてやはり、オフィスTは「アダルトチルドレンの相談」が主ですから、お母様ご自身もアダルトチルドレンの生きにくさを抱えておられる方がほとんどです。そして自分自身を見つめ直そうという方がご来室されることが多いです。
ですからお母様ご自身のご相談という形になります。
しかし結局は家族のお悩みを抱えておられるわけですので、お子様との関係や、夫や親との関係も含めて考えていくことになります。

そういう中で、お母様ご自身が生きにくさから回復していかれると、お子さんとの関係や状況が変わってくることがあります。

たしかに、引きこもるには引きこもるだけの理由があるんですよね。

引きこもっているご本人だけに問題があるのではなくて、問題は関係性の中にあるわけですから、家族の誰かが変わっていくことで、全体が変わっていくのですね。
もちろん、そう簡単なことではありませんよ。

アダルトチルドレンの苦しさだって、子どもと親一代だけの関係から苦しさが生まれているわけではないのですから、綿々と続いてきた家族関係が生み出しているのですから。その中での、1つの苦しさの形として「引きこもり」が起きているのです。
ですから、ご両親も自分を振り返る必要があるのかもしれません。
もちろんそれは、誰が問題なんだ、誰が悪いのかと言う「犯人探し」ではありません。
それぞれが、人知れず抱えている苦しさを解決していくのです。

自分の気持ちをちゃんと分かって、言葉に出来れば、相当量、苦しさが軽減してきます。そういう中でものの見方、感じ方が変わってきて、関係性も変わってくるんです。
そしてさらに、お互いが理解し合える関係が出来てくると良いですね。

でも、現実は・・・
ほとんどお母様しかご来室されません。父親は来られません。また、お母様も長続きしません。
ですから、長続きした方のお話をしますね。


例えば、Aさんの場合

アダルトチルドレンと引きこもりそもそものご相談は、母親Aさんご自身のアダルトチルドレンからの回復が目的のセッションでした。
Aさんは、祖父母、両親、兄と自分。すぐに怒鳴る祖父・父・兄、グチグチと文句やイヤミを言う祖母、何も言わない母。そういう家族の中で育ちました。

Aさんは23才で結婚しますが、夫からのDVがあり、そしてご自身もお子さんが幼い頃はよく怒鳴っていました。
そして息子さんが10才になった頃、夫から逃げて、そして離婚しました。

Aさんはシングルマザーとして、働き、子育てをしてきました。

息子さんが大学を卒業されるころから、Aさんとのやり取りに問題が出始めました。
息子さんは対人恐怖の傾向があったようです。それが社会人になることへの不安をいっそう強くしていたようでした。
しかしAさんの問題も同じ対人恐怖、そして感情がわからない、などでしたから、息子さんとのコミュニケーションにも苦手を感じてしまうのでした。

そして息子さんが大学を卒業されて社会人になった矢先です。職場でミスをして、それ以来引きこもりました。
それからは、Aさんには様々な葛藤が起こりました。息子さんとのやり取りについても、どこまで受け入れどこで線引きするのかなどなど。
セッションでは、日常の一つひとつの細かなところまで話し合いました。
そんな葛藤の日々の中にあっても、Aさんは毎日働き、セッションを続け、オフィスTのスクールでカウンセリングのお勉強もし、グループセラピーも、清里ワークも欠かさず参加してきました。本当に良く頑張りました。
Aさんは、結婚当初から仕事を持っておられたことで、金銭的にも癒しを続けられる状況にあったと思います。だからこそ離婚も出来たのかもしれません。
しかしAさんご自身の対人恐怖やアダルトチルドレンであるが故の生き難さを抱えながら、シングルマザーとして子どもを育て、働き続けてきたのは本当に大変なことだったでしょう。本当に頑張られました。

アダルトチルドレンと引きこもりこうした息子さんとの間のたくさんの葛藤は、決して意味の無いものではありません。これこそが家族のコミュニケーションであり、関係性を浮き彫りにしてくれるものであり、Aさんの葛藤はそのまま息子さんの葛藤でもあり、ここにそれぞれの変化・成長が隠れているのです。
根底に潜むものは、トラウマです。Aさんご自身の生まれ育った家族の中で味わったトラウマです。
それがAさんが親になったときに、自分が築いてきた家族の機能不全として、今度は我が子の生きにくさとして表現されているのです。

息子さんの引きこもりが3年目に入り、息子さんの身体のことも心配なこともあって、市役所の相談にも行ってみたりもしましたが、なかなか快方には進みませんでした。
 


しかしAさんの方に変化が起きてきました。「現実」を受け入れ始めたのです。
それまではAさんご自身が大きなトラウマを抱えておられましたから、息子さんであっても、人と関わるのが怖かったのです。そして他者からの評価が怖く、完璧な母親をやろうとして、苦しんでもいたわけで、がんじがらめでした。それが少しずつほどけてきて、そのままの自分、そのままの現実(「息子の引きこもり」という現実)、を恐れず受け入れられるようになってきたのです。
実際、子どもが引きこもるなどが起こると、親としては途方にくれてしまいます。
始めは何とか外に出さなければ、何とかしなければと悩みます。さらに暴力が起きたり、
兄弟姉妹の方々も影響を受けますし、家族の中は大変に混乱してきます。
そして親も疲れ果て、その事実に向き合うことからも逃げ出したくなることもあるでしょう。
実際にうつ病になられた方もおられます。Aさんも時として、逃げ出したくなっていました。
それでもAさんご自身のトラウマからの回復が進むと、家の中に変化が起き始めました。

アダルトチルドレンと引きこもりずっと世間には隠し続けてきた「引きこもりの息子」をそのまま受け入れたことで、Aさんの心だけでなく、家の扉も開いたのです。Aさんの癒しの仲間が家に遊びに行くようになり、人の出入りの音が増えて行ったのです。
そんな時、息子さんが体調を壊し、病院へ行かなければならなくなりました。とうとう部屋を出るときが来たのです。

勿論それですべてがうまく行ったわけではありません。ここから新しい二人の関係を築いていく段階に入ったということです。

そんな風にして、焦りすぎず、あきらめずに進むことが良かったのかもしれません。
Aさんの心の苦しさが軽くなったことが、人との関わり方を楽にしていったのですね。
そしていくつもの扉が開いていったのです。

Aさんご自身の癒しを含めると、5年の月日が流れました。
私もAさんも、決してあきらめませんでした。

私はACの皆さんの苦しさと共に日々を歩んでおりますが、皆さんから学んだことは、
「永遠と思える苦しさであっても、やがて終わるときが来る」
しっかり、あきらめずに取り組めば、その苦しさは形を変えてくれます。

納得の行く人生を生きていきませんか?


引きこもりだったBさんの場合

アダルトチルドレンと引きこもりBさん(36才・女性)は、ご自身が引きこもっていました。

大学を卒業して、社会人になり、人間関係がうまく行かず何度か転職もしました。
でも体調を崩してからは引きこもってしまいました。そして3年が過ぎて30才を過ぎた頃から引きこもっている自分への焦りと不安が強くなり、オフィスTにご相談に来られました。もうその段階で完全なる「引きこもり」ではなくなったわけですが、社会復帰が出来ませんでした。

Bさんは、仕事を辞めて間もない頃はお友達に会うことは出来ていました。しかし、お友達が1人また2人と結婚するようになり、あるいは職場で昇進したという話を聞くにつれ、だんだんに疎遠になってしまいました。「自分は働けていない」「恋人もいない」この先どうしたらいいのだろう、このままずっと外にも出られず1人で年取って行っちゃうのかとどんどん不安になっていきました。
そして思い切ってご来室されました。

Bさんの家庭も機能不全がありました。Bさんの母親は情緒的に不安定で、チョッとしたことですぐにカ〜となり、怒鳴り散らしました。Bさんの兄は、小さい頃はよく叩かれていました。
父親はそんな母子関係に無関心で、兄が死ぬほど殴られたときに、たった一度だけ止めに入っただけでした。というのも、父親はそんな母親をあきらめていました。「母親の不機嫌は、下手に何か言えば火の粉が降りかかると、だからほおって置けばいいんだ」と言っていたそうです。

そんな母親のコントロールに縛られてきたBさんは、常に母親の顔色を伺い、怒らせないようにと言われる通りに従ってきました。大学に入り一人暮らしになった時には、母親から離れた開放感でホッとしたこともありました。
しかし、何から何まで「こ〜しなさい、あ〜しなさい」「こうでなきゃだめでしょ!」「何でできないの!早くしなさい!!」などと、常に言われ続けていたので、「〜しなさい」「早くしなさい!」と言ってくれる人、要するに指示する声がないと動けない自分になっていました。
ですからお友達づきあいでも、「機嫌を悪くさせやしないか」と気にして、母親にしていたのと同じように「相手の顔色を見て」相手に合わせてきました。そしてとうとう体調を壊してしまったのです。
しかしBさんは、一次休学しつつも、何とか大学を卒業し、就職もしました。

アダルトチルドレンと引きこもり職場では上司から言われたことはキチンとこなしました。そんな姿を認められ仕事を任されるようになると困ってしまったのです。誰も自分に指示をしてくれないからです。
さらに分からないことがあっても、「こんなことを聞いたら怒らせてしまうかもしれない」と思うと怖くて、ちょっとしたことも聞けないのです。そして結局は仕事も遅れがちでミスも増え、上司や同僚との関係が辛くなって、転職を繰り返していました。
そしてまた体調を壊し、社会から引きこもることになってしまったのです。
それでもBさんは「働かなきゃいけない」とずっと思っていて、とても苦しい日々を過していました。

小さい頃から常に母親の顔色を伺って暮らしてきたBさんですから、対人恐怖を持ってしまうのも当然といえば当然のことでした。「人が怒るのが怖い」「不機嫌な顔が怖い」「不機嫌にさせてしまうのじゃないかと怖い」など、たくさんの恐怖を抱えて生きてきたのです。そして一度は社会に出ていますので、社会人として他者と関わる怖さは増していました。「自分は社会人として失敗した」という思いも、さらには、履歴書に書けない「引きこもっていた空白の期間」の説明が出来ず二の足を踏んでしまうのでした。それで、面接に行くのも怖くて社会に出られませんでした。


アダルトチルドレンと引きこもりBさんは、そういった家族の中で味わった気持ち(トラウマ)や社会で味わった辛さに向き合い、取り組みを続けました。

Bさんは、今も家族と一緒に暮らしていますから、どうしても母親との関係に翻弄されてしまいますが、それでもセッションやグループセラピー、清里ワークなど色々に取り組み続けました。そんなBさんの変化を見ながら、母親ご自身もアダルトチルドレンについて本を読み始め、他所ではありますがカウンセリングに通い始めました。ご両親の対応も少しずつ変わり始めました。
そうして癒しも2年目に入った頃には、Bさんの心に「働きたい」という気持ちが出てきました。「働かなきゃいけない」ではなく「働きたい」という気持ちが出てきたのです。
それからもたくさんの恐怖に向き合い、半年が過ぎて、本当に勇気を振り絞り、やっとの思いで面接に出かけていきました。
やりました!社会復帰できました!でもすぐに辞めました・・・でもそれが良かったのです。
少しの間でも会社に行ったことで、自分の考え方のクセが見えてきたんですね。

母親が細かく「あ〜しろ、こ〜しろ」とダメ出しをする人でしたから、いつの間にかBさん自身も、人の「あら探し」ばかりをして「文句を言っている」ことに気づいたのです。
自分自身にも、人に対しても、とても厳しい目を向けてしまうのです。だからいつだって「自分はダメな人」「他者も嫌な人」になってしまうのです。それが人間関係を難しくしていたんですね。
そんな自分の「認知の歪み」に気づき、「自分も他者もこれでいいのだ」というように、少しずつ楽な見方が出来るようになってくると、日常が変わってきました。見るもの、感じることが、輝き始めたんです。

そしてBさんの偉かったところは、めげずにまた仕事を探したことでした。今は小さな雑貨のお店で働いています。店長さんとの関係も、セッションを続けながら上手くこなしていきました。
そしてBさんに、とうとう恋人が出来ました。

Bさんは、自分をあきらめずに、本当によく頑張ってこられました。
 
Bさんはこうおっしゃっていました。
 
「ずっと引きこもったまま先の見えない不安に押しつぶされそうでした。幸せになっていく友人を見るとどんどん焦りが増してとても苦しかったです。その頃、同じ引きこもりの方のブログをよく見ていましたが、『いつか必ず外に出られる時が来ます。』という話は到底信じられませんでした。自分だけはそうなれないって思っていたんです。でも心のどこかに、やっぱりあきらめたくないっていう気持ちもありました。だから思い切ってセッションを受けたのです。癒しの道の途中では苦しいときもありましたが、少しずつ楽になっていくのを感じて、とうとう本当に外に出ることができました。あきらめずに癒しに取り組んできて本当に良かった。彼との関係や職場でこれから壁にぶち当たることもあるかもしれないけれど、それでも自分は何とかなるだろうと思っています。」と。
 
やっぱり「永遠に思えるほどの苦しさも、やがては終わるときが来る」のですね。
もちろん、恋人が出来たからこれでハッピーエンドというわけでもありません。
ここから新しい人生がまた始まるということです。
でもこれだけ頑張ってこれた自分ですから、これから先も、様々な困難に出会っても乗り越えて行かれるでしょう。あるいは、その時にはまた、セッションを受ければいいのですから。

*ここに掲載されているお話しは、ご本人の承諾を得て掲載しております。

アダルトチルドレンと引きこもり


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