アダルトチルドレンと対人恐怖
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人が怖い
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「人間関係が築けない」「人付き合いが苦手」「親密さが分からない」「人と打ち解けられない」、そして何より「人が怖い」。対人恐怖に悩むアダルトチルドレンの方々が口々にいわれることです。
人と親密になりたいと思っても、相手のちょっとした言葉や顔色で、「嫌われてしまった」とすごく落ち込んでしまう。人間関係で最初はなんとかうまく付き合えても、だんだんに仲が深まってくると、「本当はダメな自分」を知られてしまうのではないかと、親しい関係を作れなかったり、その関係から身を引いてしまう。人と話す時、人前に出る時に強い不安や緊張を感じて体が震えたり、手が震えたり、頭が真っ白になって何を話しているのか分からなくなってしまう。人の顔色をうかがってばかりいてすごく気を使い、一日が終わるとクタクタになるまで疲れてしまう。人が不機嫌そうだったり、怒っていると全部自分のせいだと思い、自分をすごく責めてしまう。ご相談にいらっしゃる多くの方が、そんなつらさを抱えています。
「本当は人と親密な関係を築きたい」と思っているのに、「人が怖い」ゆえにそれがどうしてもできないのです。ですから、対人恐怖に悩むアダルトチルドレンの方々は、ものすごい孤独を感じています。誰といても淋しい・・・。こころに埋まらない穴がぽっかりとあって、何かを得てもその穴が埋まらない・・・。だから、楽な自分になろうと、あらゆる努力をしてきています。それでも「人と上手く付き合えない」し「人が怖い」のです。 |
アダルトチルドレンゆえの苦しさかもしれません |
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「私、変じゃないよね?」
見られると手が震える
見られるとバカにされているように感じる。
男性が怖い、女性が怖い。
怒られるんじゃないかと怖くて、すごく緊張してしまう。
自分の言った事を全部点検しないと不安。
自分でも気づかないうちに失礼なことを言っているのではないかと不安。
相手を怒らせないようにいつも気をつかって、相手に合わせている。
お昼休憩がイヤ。何をしゃべったらいいのか分からない。
仕事中でもちょっとした会話ができない、ちょっとした質問ができない、質問するのをためらう。
雑談ができない。
人と一緒に食事ができない。
沈黙が怖い。 |
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など、人間関係の苦しさ、怖さ、苦手さの形や表現はそれぞれですが、皆「人と関わるのが怖い」のです。そして「性格のせい?」「自分には何か足りないものがあるんだろう。」と、何冊も本を読んだり、自己啓発セミナーに行ったりと懸命に努力してきた方も多いのではないでしょうか。でも、それでも人に対する怖さや人間関係の苦手意識が変わらないのであれば、もしかしたら、それはアダルトチルドレンゆえの、苦しさ、怖さだからかもしれません。
(あなたの一番になりたくて〜AC(アダルトチルドレン)と対人恐怖〜
P32〜34より抜粋) |
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「人が怖い」には必ず原因がある |
オフィスTの「心の相談室」には、そうやってたくさんの努力をしてきた方が何人もいらっしゃいます。そのように悩む方たちのお話を詳しく伺っていくと、皆さん一様に幼少期に過酷な虐待経験をしています。また、暴力はなくても、親の期待が大きすぎたり、いつも親のグチを聞かされていたり、兄弟や他の子と比較されていたりなど、家族の中で深く心を傷つけられた体験、すなわち家族内トラウマの経験があるのです。つまり「人が怖い」と悩む方たちは対人恐怖症や社会不安障害である前に、機能不全の家族で育ったアダルトチルドレンであるということなのです。
ですから、これまでさまざまな取り組みをしてきたけれど、なかなか怖さが軽減していかなかった、と思われる方々も「アダルトチルドレンの癒し」をしていけば、対人恐怖や社会適応障害は改善していくかもしれない、ということです。
(あなたの一番になりたくて〜AC(アダルトチルドレン)と対人恐怖〜 P44、45より抜粋) |
「あなたのせいじゃない」のです |
子供は、衣食住のほかに、その時々に感じた気持ちを共感してもらうことで、健全な心を育んでいきます。自分に関心を向けられ、共感されていく中で母親との間に健全な愛着関係を築いていきます。そうすると心の中に母親という安全基地を持つことができ、安心して外の世界に出て自分の世界を広げていくことができます。機能不全の家族に育ったアダルトチルドレンにはそれが持てませんでした。親からの虐待や無関心によって自尊心を育てられず、自分を価値あるものとする自己評価が大変に低くなっています。ですから、人と親密になろうと思っても、周囲の人達が親と同じように自分を脅かす怖い存在に見えてしまいます。それは本当につらいことです。
また、健全な人間関係のあり方は家族の中から学んでいくのですが、それが学べなかったので、「どうやって人と付き合ったらいいのか分からない。」と、人間関係が苦手になるのは当然のことなのです。ですから「人が怖い」のは、あなたのせいではないのです。あなたがダメな人間だからでも、性格のせいでも、努力が足りないからでもないのです。子供の頃、家庭で学んだ人との関わりが適切なものではなかっただけなのです。だからもうこれ以上、自分を責めないでください。 |
癒されていくために |
それでは、アダルトチルドレンが対人恐怖から回復するためには、どうしたらいいでしょうか。アダルトチルドレンとは家族の中にあっても孤独を感じてきた人たちです。人と安心して一緒にいたい、親しくなりたいと思ってはいても、人に対する恐怖心や低い自己評価によってそれが難しくなっています。
ですから、まずはその怖さを軽減していくためにも、そのままのあなたを丸ごと受容してくれる「安心な人・場所」を持ちましょう。そのような「安心な人・場所」の中で、これまでになかった温かい体験、人に受け入れられているという体験を、何度も何度も重ねていくことが大切です。ただありのままの自分として大切にされること、その人自身として慈しまれること、安全さと温かさと理解の中で無条件に愛されることを繰り返し体験し、自分の中に安心感や自尊心の芽を育てていくのです。
「安心な人・場所」とはいえ、最初はものすごく怖さを感じるかもしれません。それはあなたがこれまでに体験してきた恐怖を考えれば当然のことです。最初は、誰もが恐る恐る癒しの場にやってきます。そして、怖いと感じながらも一歩一歩歩んでいきます。癒しの道を一人で歩み続けることは、確かにつらいことかもしれません。だからこそ、癒しの場にやってきて一緒に頑張る仲間を見つけることは、とても大事になってきます。ともに頑張る仲間がいるからこそ、乗り越えていくことができる、ということもあるのです。 |
怖いままでいい |
オフィスTでは、アダルトチルドレンの癒し・対人恐怖の軽減に全力で取り組んでいます。個人セッションを始め、グループセラピーでは、参加された数多くの方が、自信の回復、こころの成長を遂げています。
誰もが最初はセッションに来るのもグループセラピーに参加するのも、本当に怖いという思いを持ちながらいらっしゃいます。でも、そこから変化・成長は始まるのです。どんなに怖くてもいい、怖いままでいいのです。そして、ありのままのあなたが温かく受容される体験をたくさんたくさん重ねていきましょう。そうやって癒しを進めていく中で、ふっと自分を振り返るとき、社会の中で楽に人と関われる自分に気づくことができるでしょう。
あなたが、もっと楽に人と関われるように・・・。
そして、今を充分に味わって生きていけるように・・・。
オフィスTでは、あなたの心の傷みに寄り添います。 |
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| オススメの本 :あなたの一番になりたくて〜AC(アダルトチルドレン)と対人恐怖〜
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著者 : 外川智子
発行 : 現代書林 |
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