敬意をもって接することで成長するアダルトチルドレン

皆様、こんにちは。オフィスTヒーリングセンターの外川(とのかわ)です。

オフィスTヒーリングセンターでは、ACの方々の生きづらさからの回復に取り組んでおります。

ACというのは、「Adult Children(アダルトチルドレン)」の略語で、機能不全家族で育ち、成人した今も「人が怖い」、「コミュニケーションが苦手」などの生きづらさを抱えた方々を意味します。

敬意をもって接する

ある日のグループで、Kさんは、「私は、敬意をもって接しているので、最近は人間関係に問題はありません」とおっしゃいました。

「相手に敬意を持つって?」「具体的にどういうことするの?」と質問される方も出てきました。

そう、大事なのは、「具体的にどうするの?」です。

大事なのは、「具体的にどうするの?」

例えば私がよく言うのは、「いやな上司」でも、お家に帰れば良き夫だったり、子煩悩なパパかもしれないよね」って。「パパ、パパって帰りを待ちわびている子供がいるかもしれないよ」ってね。

自分にとっては嫌な人でも、その人は他の誰かの大切な人。

先輩であれ、後輩であれ、誰かの大切な息子や娘、彼氏や彼女かもしれません。

ですからそれを忘れないようにと。

自分の妹や兄弟や、あるいは子供が、上司や先輩から意地悪なこと言われたりされたりしているとしたら嫌ですよね。

だから相手に敬意を持ちましょう、というのです。

Kさんは、仕事終わりの帰り際に言われたらうれしいことを言うのだそうです。

「今日は手伝ってもらってありがとうございました」とか、「今日のあの対応はすばらしかったですね」とか。

そうしたらうれしい気持ちで帰れるでしょと。

素晴らしいですね。

Kさんは「気持ちをかけあえる関係」をとても大事にされています。

なぜなら、気持ちをわかってもらえない人たちと暮らしてきたから…、それで深く傷ついてきたから…、「気持ちをかけあえることの心地よさを知ったから」。

暗い気持ちで帰っていたころの自分がいるからこそ、うれしい気持ちで帰れる、今日一日が良かったことになる、心がホット楽になる、そういうことが大事なんだとわかっているのですね。

Kさんは「癒しをしてきてよかった」といつもおっしゃいます。

そんなことが言えるのは、その方をよく見ているからです。

相手の方がうれしくなるような言葉をかけられるのは、その方をよく見ているからです。それがとても大事ですね。

「人が怖い」という対人緊張や対人恐怖がある方は、怖いので目を伏せがちで、怖いから仕方がないのですが、あまり人のことを見ていないことがあります。

昔、ある精神科医の方がおっしゃっていましたけれど、「愛は、注意と関心を示すこと」だと。愛っていうとなんだかややこしく難しくなってしまうのですが、注意と関心と言われるとわかりやすいですね。

Kさんは仕事中でも周りの方々の動きをよく見ているのですね。

ですからちょっとしたことでもすぐに手を貸せたり、お手伝いをさりげなくできたりするのです。

そしてもう一つ良かったのは

「今日は手伝ってもらってありがとうございました」とか、「あの対応はすばらしかったですね」とか、ちゃんと言葉にしていることですね。

いくら感謝していても、すごいな~、すてきだな~と思っていても、言葉にして伝えなければ伝わりませんね。

せっかくご自分の中にやさしい気持ちがあるのに、表現しないともったいないですよね。

そして思っていることを「言えた」自分も、気分は良くなります。

敬意をもって接するって、すてきなことですね。相手にとっても自分にとっても、良いことです。

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